今日も競馬場まで来ちゃったよ。まずは競馬新聞を買わないと。色々売ってるけど、どれが良いかな?
・・・おいおい、ちょっとまて、ちょっとまて。『競馬新聞の予想に乗って負けたら「金返せー」と怒鳴るけど、勝った金は絶対返しません』競馬の伝道師ODINです。
あー、ODINさん。競馬新聞って色々売ってますけど、どれが良いのかお勧めってありますか?そもそも、買わないとダメなんでしたっけ?
競馬新聞がなくても競馬はできるぞ。JRAのHPなど、無料で公開されている情報も沢山あるし、競馬新聞と同等以上の情報を扱うWEBサービスもある。
しかし、多くのプレイヤーが競馬新聞を買って予想している。それは、無料サービスより情報量が多く、WEBサービスより簡単に情報を引き出せるからだ。そして、専属予想師の推奨する馬やその推奨理由にも、大きな価値がある。
なるほど。やるなら絶対勝ちたいですし、競馬を覚えるためにも、やはり買った方が良いですね。
・・・初心者の人は買うべきだろう。最初は読み方の難解さに腰を抜かすだろうが、何度も見ているうちに何となく分かるようになる。誰にも教わってないのにいつの間にか分かるようになるエロスの世界と同じ感じだ。
よく分かりませんが、分かりました。では今回は競馬新聞について、解説してください。
競馬新聞とは
競馬に関する情報のみを扱う専門紙です。他の情報も一緒に扱うスポーツ新聞とは異なります。基本は、翌日に開催されるレースの情報を扱っています。
中央競馬の競馬新聞
※地方新聞の競馬新聞は、地域ごとに様々です。
競馬新聞の購入方法
競馬新聞の購入場所は、コンビニ、書店、主要駅の売店、競馬場、場外馬券場(WINSなど)で購入できます。基本的には、レース前日の15時以降に店頭に並びます。また、デジタル書籍サービスやコンビニプリントサービスに対応している競馬新聞もあります。
価格は、1部500円~520円(税込)。2場開催でも3場開催でも(なぜか増税後でも)、値段は変わりません。ただし、掲載レース数は、競馬新聞によって異なります。
競馬新聞の構成
競馬新聞には、レースに出場する全ての競走馬の情報と予想師の見解が記載されています。構成は、以下の3つに分かれます。
①出馬表(でんまひょう)・馬柱(うまばしら)
競馬新聞で最も重要なコンテンツです。そのレースに出走する競走馬の基本情報、過去の出走レースの詳細、条件別のレース成績などの情報が暗号のように詰まっています。競馬新聞によって仕様が異なるため、それぞれの読み方を覚える必要があります。その難解さは、「ビックリマンシール」の裏面の解説文と良い勝負ですが、きちんと全てに意味があります。
②調教などその他の情報
出馬表に埋め込めきれない情報が欄外に記載されます。主には、競走馬の調教情報、レースの展開予想、過去レースとの比較などです。普通の日本語で書かれているので読めば理解できますが、高齢者の人は「ハズキルーペ」が必要でしょう。
③予想師のコラムや解説
専属予想師の推奨する馬や買い目(馬券の買い方)、その理由が述べられています。予想師によって、予想の仕方や推奨数はバラバラで、「予想師の性格や人生観」が垣間見えます。他の新聞と最も差別化を図るべきポイントと言えます。
競馬新聞の読み方
限られた紙面に多くの情報が盛り込まれているため、読み方には勉強が必要です。やる気のある方は、以下のページを参照ください。
競馬新聞の専属予想師
競馬レースにおいて、勝馬の予想や解説を行います。「トラックマン(TM)」とも言います。
多くの予想師は、トレセンや競馬場を取材して、毎週木曜日までに週末のレースの予想結果をまとめるため、レース当日の馬場状態や気象条件を加味して予想することができません。
中央競馬と同じように東西で担当が分かることが多いですが、担当レースの数は予想師によって変わります。
なお、有名な予想師は、TVやラジオの競馬番組で解説者として出演しています。
【競馬新聞の有名な予想師】
競馬エイト | 松本ヒロシ、増井辰之輔、喜多村克利、沢田知希 |
優馬 | 持木秀康、佐藤直文、中田博士、久光匡治 |
研究ニュース | 五十嵐友二、石井俊宏、京増真臣、今野光成、小宮邦裕 |
競馬ブック | 長岡利幸、吉岡哲哉、林茂徳 |
馬サブロー | 弥栄明郎、妹尾和也、長谷川仁志 |
勝馬 | 片野昌一、野口誠、吉田寛之 |
競友 | 渡辺芳徳、前田智基、山下優 |
日刊競馬 | 宮崎秀一、山口高司、桧原正行、黒津紳一 |
競馬新聞の予想印
予想印は、予想師の自信度を表す印であり、競馬新聞の出馬表に記載されています。
競馬新聞と予想師についてよく分かりました。ちなみに予想師って、競馬新聞以外にも沢山いますよね?
TV、SNS、Youtube・・・。色んなメディアで多くの人が、自身の予想や予想メソッド、馬券収支を公開している。「自分の予想を見た人に勝って欲しいと願う人」から「こんなに負けちゃったから慰めて欲しい人」まで目的は様々だ。
なるほど。しかし、競馬新聞以外の予想師の方々の成績を客観的に評価するシステムは、まだないですよね?
・・・おそらくはないだろう。そして、是非チャレンジしてみたい企画だな。競馬新聞予想師の成績を公開しているこのサイトの推移を見れば、世間のニーズが分かるはずだ。
そうですね。世間の皆さんに認めてもらって、是非やりましょう!