女性騎手の7つのトリビア


このページは、女性騎手についてのトリビアです。ODINさん、女性騎手と言えば、藤田菜七子さんですよね。

日本の女性騎手と言えば、JRAの藤田菜七子だな。その人気と知名度は、競馬ファンのみならずで、今やスポーツ界を代表する女性アスリートだ。

でも、逆に言うと、藤田さん以外の女性騎手は、今も昔も聞いたことがないですね。競馬界では、やはり異色なケースなんでしょうか。

他のスポーツと違って、男女混同の競技だからな。身体的に男性有利に違いないが、女性騎手ならではの特典も増えてきており、少しずつ活躍の場は広がっている

男女平等の世の中ですからね。藤田菜七子騎手の最大の功績は、そのレース戦績よりも、「男性社会に一石を投じたこと」にあることかもしれません。

そうだな。藤田騎手に限らず、沢山の女性騎手の挑戦が、様々な規制や慣例を覆してきた。男性社会で頑張っている全ての女性に、勇気と活力を与えたことだろう。

素敵な話ですね。それでは、女性騎手のトリビアをご覧ください。

競馬の伝道師ODINは、「男性社会でがんばる女性を応援しています」。#競馬の世界はおじさんばっかり。女性票を集めよう!


①日本の女性騎手はたった11名。全体の2.0%

2021年1月現在、日本競馬の現役の女性騎手は11名中央競馬1名、地方競馬10名です。登録騎手は、中央競馬・地方競馬合わせて541名なので、全体のたった2.0%しかおりません。私立大学の機械系学科のような完全なる男社会ですね。

②女性騎手は2kg減量して騎乗できる

日本の競馬には騎手の条件に応じた減量特典があり、女性騎手は、重量を2kg軽減して騎乗することができます。男性騎手との身体能力の違いを考慮した制度ですが、その有利性の判断は難しく、専門家の中でも意見が分かれています。個人的には、「ダートレースのみ女性有利、あとは大して変わらない」と見ています。なお、特別競走とハンデキャップ競走は、適用されません。

③藤田菜七子は女性騎手のレコードホルダー

藤田菜七子騎手レコート一覧①

藤田菜七子騎手は、2016年にデビューしてから今日に至るまで、中央競馬でただ一人の女性騎手です。過去に例が少ないため、やることなすこと新記録として注目されますが、男性騎手にも引けを取らない数字を作っています。騎手デビューしてまだ5年目の22歳です。これからは、一人の騎手としての活躍を期待しましょう。#藤田菜七子って「ふじたなななこ」とも読めるけど、恐れ多いからツッコまないでおこう。

④ミカエル・ミッシェルはフランスで年間72勝

ミカエル・ミシェル

美しすぎるジョッキー」として、鳴り物入りで日本の地方競馬に参戦したミカエル・ミッシェル。TV番組にも多数主演し、その美貌と愛らしいキャラクターで一躍人気ジョッキーの仲間入りを果たしました。しかし、実力もすごいんです。2018年のフランス競馬では、年間72勝を挙げ、リーディング第12位の偉業を成し遂げています。短期騎手免許を取得して参戦した地方競馬でも、3カ月間で30勝を挙げ、南関東競馬における短期免許取得外国人騎手の最多勝利記録を更新しています。2020年秋には、中央競馬の通年騎手免許を取得予定であり、藤田菜七子騎手との直接対決が実現すれば、スポーツ界のトップニュースとして取り上げられることでしょう。

⑤中央競馬のG1レースを勝利した女性騎手が一人だけいる

Rロシェル

女性騎手で初めて中央競馬の重賞レースを勝利したのは藤田菜七子騎手ですが、それはJRA所属騎手に限っての話です。実は、2002年の障害のG1レース中山大賞典で、ギルデットエージに騎乗したロシェル・ロケットが優勝しており、G1レースで勝利した唯一の女性騎手となりました。ロシェル・ロケットは、ニュージーランドの障害レース専門の騎手で、中央競馬には2002年から3年間、短期免許を取得して参戦しています。中央競馬の成績は、17戦3勝です。

⑥地方競馬で1万回騎乗した女性騎手がいる

宮下瞳

日本の女性騎手でもっとも騎乗回数が多いのは、名古屋競馬の宮下瞳騎手。2020年3月に通算10000回の騎乗を達成しており、800を超える勝利数と共に、女性騎手としての歴代最多記録を保有しています。宮下瞳騎手は、1995年にデビューした43歳(2020年6月現在)で、途中5年間、出産と育児のために休止期間がありましたが、未だ現役です。女性騎手界の「生きるレジェンド」として、今後もますますの活躍が期待されます。

⑦JRAの競馬学校に女性3名が入学

競馬学校39期生

2020年4月、JRA競馬学校の騎手過程39期生が入学しました。入学者8名の内、3名が女性です。女性3名が同時に入学したのは、12期生以来、27年ぶり2回目です。騎手デビューは、最速で2023年の3月。3人揃ってのデビューを楽しみに待ちましょう!